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完全な「 」だ

完全な「」だ。かつて目にした何よりも「」だ。「」という「」が滑稽に見える「」。異常な程に「」。何という「」のその力強さ。「」以外の全てを排除した純粋な「」。一点の曇りもない「」だ。計り知れない程に「」。眠気が吹き飛ぶ程に「」。今まで見た全…

麻痺

扱っている言葉を変えたい。ここにいたくない。言葉を変えるのではなく、経験の方を変えたい。感覚その物を。僕の本質は自己を否定し続け、停止する事だ。それ以外には特に何の要素もないので、別人になったって構わない。全ての自分の感情を冷笑する人間が…

雨の日の天啓

プロローグ その日、僕は雨の降る中、誰もいないビーチで膨れ上がった溺死体が引き揚げられるのを一人眺めていた。性別不明の水人間の口、かつて口であったと思われるボソボソとした穴の中から鮮やかなオレンジ色の魚、カクレクマノミが一匹這い出てきた。き…